こんにちは、なおとです。
以前、食べる順番を変えるだけで健康になれる!でもご紹介致しましたが、
食事のときには野菜や海草から食べると身体によいのです。
何故野菜や海草から食べると身体によいのか?
今回はその理由を詳しく述べていきたいと思います。
1.野菜・海藻に含まれる食物繊維には、こんな効能がある!
まず野菜・海藻に豊富に含まれる食物繊維が、
私たちの身体に様々な良い影響を与えてくれます。
食事のときに食物繊維が含まれる野菜・海藻から食べることで、
腸管で糖質の吸収を抑えたり、
コレステロールの吸収も抑えてくれます。
その結果、血糖値の上昇の防止や高脂血症の改善につながります。
また、インクレチンというホルモンの分泌を促進させてくれます。
インクレチンは、
インスリンの分泌を促す他、
体重や食欲の抑制も促します。
これらはダイエットに効果があります。
そして最後に、食物繊維は、
腸の蠕動運動を促進して、
体内の老廃物を排出する働きがあります。
つまり便秘解消に効果があります。
ちなみに、食物繊維が多く含まれる野菜は、
ホウレンソウ、小松菜、トマト、人参、ピーマン、レタス、キャベツ、白菜、玉ねぎ、しいたけ、しめじ、エリンギ、マイタケなどがあります。
海藻においては、わかめ、もずく、ひじきなどです。
これらを食事の最初!
最初に摂取するだけで、身体に多くの良い影響があります。
食べる順番を間違えてしまうと効果が得られなくなってしまうのでその点には注意してください。
2.野菜・海藻に含まれるビタミン・ミネラルには、こんな効能がある!
野菜や海草にはたくさんのビタミンやミネラルが含まれています。
このたくさんのビタミンやミネラルが身体にとても必要な栄養素なのです。
なぜならば、通常、人は身体を動かしたり、体温を維持したりするのに、
炭水化物、タンパク質、脂質の三大栄養素が必要であり、
これらは、そのままでは体内で働くことができません。
この三大栄養素を働かせることを代謝と言いますが、
ビタミンやミネラルはこの代謝をする役割を担っています。
このビタミンやミネラルは体内では生成できないもので食事でしか補えません。
ちなみに、ビタミンやミネラルが不足するとどうなるのでしょうか?
先に述べたとおり、
体温を維持・調節したり、
食べ物を消化・吸収したり、
古い細胞を新しい細胞に生まれ変わらせたりできなくなります。
代謝不良によってだぶついた脂質や糖分は高血糖や高血圧、高脂血の病気につながります。
つまり、病気を予防し、三大栄養素の代謝を正常にするためには、
ビタミンやミネラルをごはんやおかずなどに含まれる三大栄養素の前に補うことがとても重要なのです。
3.野菜に含まれるファイトケミカルには、こんな効能がある!
ファイトケミカルとは、
植物が紫外線の害などの外敵から身を守るために作り出した物質で、
主に植物の色素、香り成分、アクなどに含まれているものです。
このファイトケミカルには強い抗酸化作用があります。
体内にある活性酸素は侵入した細菌を撃退する反面、
激しい酸化力によって細胞、血管、臓器などをサビつかせます。
これにより、老化や病気の原因となります。
活性酸素は、脂肪や糖分の燃焼、ストレス、紫外線、喫煙、加齢などによって増えるもので、
ファイトケミカルに含まれる抗酸化作用には増えすぎた活性酸素を除去してくれる効果があります。
食事で言えば、脂肪や糖分摂取する前にファイトケミカルを含む野菜を摂取しておくことが重要です。
ちなみに野菜に含まれるファイトケミカルの例は、
トマトの「リコピン」、玉ねぎやニンニクの「アリシン」、キャベツの「イソチオシアネート」、ブロッコリーの「」スルフォラファン」、大豆の「イソフラボン」、しょうがの「ショウガオール」、茶の「カテキン」などです。
4.生野菜に含まれる酵素には、こんな効能がある!
私たちの身体には1万3000種類の酵素が存在しています。
その酵素が食べ物の消化や吸収を助けてくれています。
この酵素は体内で作られますが、
暴飲暴食などすると消化にその多くが使われてしまい、
栄養素の代謝がうまくはたらかなくなり、
血糖値やコレステロール値、中性脂肪値が上昇して病気につながります。
ちなみに体内で作られる酵素の量は年齢と共に減少していきます。
なので、年齢と共に酵素を外から補ってあげる意識が必要です。
酵素は48℃以上で壊れてしまうので、
加熱せずに生の野菜を食べることで酵素を補うことができます。
従って、消化・吸収の助けとなる酵素を含む生野菜を食事の前に摂ることで、
代謝をスムーズにして生活習慣病を防ぐことができます。
以上、食事で野菜・海藻から食べた方が良い4つの理由でした。