こんにちは、なおとです。
親として子供を育てていると、
日々様々な気持ちになります。
あるときには子供が成長しているのを実感して嬉しくなったり、
あるときには子供と遊んでいて楽しくなったり、
あるときには子供が悲しい顔をしていて一緒に悲しくなったり、
あるときには子供が言うことを聞かなくてイライラしたり。
子供との時間の中で、親が持つ気持ちって本当に様々です。
そんな様々な気持ちになるとき、
その気持ちを言葉にすると子供って人の気持ちが分かる人間へと育つそうです。
はじめに
一般的に大体3歳頃から、子供は自分の行動が人(自分以外の第三者)にどういう影響を与えるのかを学び始めます。
なので、子供がした行動(結果)に対して、親が感じた気持ちを素直に伝えてあげる(フィードバックする)と、
子供は自分がした行動が良くも悪くも相手にどのような影響を与えて、どんな気持ちにさせたのかを学習することができます。
ここで分かりやすく理解してもらえるようにいくつか例を挙げてみましょう。
親の気持ちを言葉にすると子供が育つ例その1
ある日、子供が親のお手伝いをしました。
親としては嬉しかったので「手伝ってくれて助かるね!ありがとう!」って口にしました。
子供はお手伝いをしたことで親に良い影響を与えられてうれしい!と感じました。
またお手伝いをしたことで、親が嬉しくなるんだと人の気持ちが一つ分かるようになりました。
ちなみに、お手伝いをして、親が「お手伝いできて、えらいね!」と言ってしまうと、親の気持ちを伝えた事にならないので、
子供は相手がどのような気持ちになったのか学習することができません。
あくまでも親の気持ちを表す言葉を選んで、発していくことが大切です!
「お手伝いしてくれるとお母さん嬉しいな」とか、「お手伝いしてくれて楽になったよ」の類の言葉ですね。
また違う例を挙げてみましょう。
親の気持ちを言葉にすると子供が育つ例その2
子供がおもちゃを片づけられなくて、毎日部屋は散らかしっ放しの状態で足の踏み場もありません。
そこで親が「おもちゃが散らかっていて部屋が汚いと嫌な気分だね」と言いました。
また「あなたがおもちゃを片づけられるようになると嬉しいわ」と言いました。
子供はそれを聞いて、
おもちゃが散らかっていると親の気分を悪くするんだ、
そして自分がおもちゃを片づけられると親は喜ぶんだと人の気持ちについて学習することができます。
そして子供は親に褒められたいし、親の気分を悪くしたくない。
自分から「片づけしよう!」と自然と次の行動が導き出されます。
ここが子供が育つ瞬間です。
ちなみに、おもちゃが散らかっているときに、つい、親がよく言ってしまうセリフの一つが「早く片づけなさい!」です。
子供が全然片づけられなくて、しつこくガミガミ怒って言うよくあるパターンですが、
子供は怒られると冷静さを失ってフリーズしてしまうことがしばしばあります。
または命令口調の言い方に反抗心が芽生えて片づける気がなくなってしまうかもしれません。
もしくは怒られるのが怖くて、仕方なく片づけ始めるかもしれません。
いずれにせよ、子供を委縮させてしまっていて育つ機会がなくなっているので、よくありません。
あくまでも「片づけられると嬉しいな」とか「おもちゃが片づけられると気持ちがいいな」と気持ちを口に出して言ってあげるとよいのです。
もうそろそろ理解していただけたかもしれませんが、最後にもう一つだけ例を挙げます。
親の気持ちを言葉にすると子供が育つ例その3
子供がわがままを言って泣き叫んでいるとき、親としてなんて言ったらいいでしょうか?
「うるさい!」ではなくて、「大きな声が耳に響いて不快だよ」です。
そして、「泣き終わったら、ちゃんとお話ししてね!」と付け加えます。
他には「あなたに泣かれるとお母さんもイライラした気持ちになるの」と言ってもよいでしょう。
このように子供の行動に対して、きっちりと親が感じた気持ちを伝えてあげること。
そうすることで徐々に子供は相手の気持ちを考えた上での行動ができるようになります。
そして、人を思いやることができる素敵な人間になれますよ。
だから、親の気持ちを言葉にすると子供は育つのですね!
最後につけたしておきますが、一方的に親の気持ちを伝えるだけでなく、時には子供の気持ちも聞いてあげてくださいね。
最後に
以上、長々と述べてきた私ですが、
正直言って自分の気持ちを表現するのが全然得意ではなくて、
子供に自分の気持ちを伝えてあげたことがほとんどありませんでした。
最近になって、ようやく心から「ありがとう」と子供に対して言えるようになってきたら、
子供も「ありがとう!」って頻繁に返してくれるようになりました!
親の言動を子供は本当によく見ていますね。笑
私自身に向けて書きますが、
子供の成長のために、親の気持ちを言葉にすることを忘れないようにしたいと思います。