人工イクラ(偽物)が出回っている!
こんにちは、なおとです。
コンビニやスーパーなどで売られている食品には、
必ず原材料が表示されていますよね。
一方、ファーストフード、ファミリーレストランなどで外食をする場合は、
原材料が分からない場合がほとんどです。
(たまにお寿司屋さんでネタの産地が表示されていることがありますが、
回転寿司ではそんな表示は全くなく、一体どこ産のものを使っているんでしょうね。)
店側は、この原材料が分からないことをいいことに、
巧妙に造られた偽物の食品を出していることが多々あるようです。
その代表格なのが『イクラ』!
お寿司屋さんでは必ず見かけますよね。
しかし、プロも騙されるほどの味も見た目も本物そっくりの『人工イクラ』が結構出回っているのです。
今回は素人でも簡単に天然イクラと人工イクラを見分ける方法についてご紹介します。
天然イクラ(本物)と人工イクラ(偽物)の見分け方!
普通、イクラと言えば、サケの卵ですが、
この偽物『人工イクラ』は一体何から、そしてどうやって作られているのでしょうか?
材料は、海藻、そして食品添加物から作られるそうです。
海藻から抽出された粘性物質(アルギン酸水溶液)に着色料、調味料を加えてイクラの成分を作ります。
このイクラの成分に、
イクラらしく見せるため、
胚にあたる部分に赤い天然色素を含んだ油脂を混ぜて、
塩化カルシウム溶液に浸けるとゲル化し(ゼリー状に固まる)、
目玉がついた本物そっくりのイクラが完成するのです。
なんだか難しい製造工程を述べましたが、
簡単に言うと『人工イクラ』は海藻と食品添加物から、化学反応を利用して作る人工物なのです。
しかし、見た目は本物そっくり!味もそっくり!
これでは素人では見分けがつきませんよねー、とはならず。
いいえ、素人でも見分けられる方法があるのです!
今回はそれをご紹介いたします。
天然か?人工か?
それを見分ける方法は、ズバリ、イクラをお湯につけてみると分かります!
偽物の『人工イクラ』は、表面が化学反応でできているので、
お湯に入れると分解されて溶けてなくなります。
一方、本物の『天然イクラ』は、表面がタンパク質の膜でできているので、
お湯に入れると、白く濁って変色して、硬くなります。
このようにお湯があれば、天然か人工かが一発で分かるのです。
ちなみに回転寿司に行ったら、ほぼ100%『グラスフィラー』があると思います。
『グラスフィラー』とは下写真のお湯が出る蛇口の名称です!
『グラスフィラー』がある回転寿司でイクラが回ってきたら、本物なのか?偽物なのか?の判断はその場でできますよ!
本物ならば、値段もそれなり?
偽物ならば、1皿100円か?
機会があれば、皆さんも実際にやってみてください。
ちなみに偽物ならば、プリン体が入っていないので痛風の人でも沢山食べて平気ですね。
以上、天然イクラと人工イクラの見分け方でした。