個人でも導入できる無料POSレジ!
Contents
1 タブレットPOSレジとは?
1800年代後半まで、お買い物のときには必ず現金でやり取りが世界では一般的でした!
日本では帳場と言われるところで、そろばんを使い、計算して会計していました。
それが手計算では、人的ミスが起こることに加えて、従業員がちょろまかしてしまったりという問題があることから、機械計算へと置き変わり、キャッシュレジスターという機械が導入されていきました!
スーパーでお馴染みのあの“レジ”機械ですね!
そして“レジ”は、機械式から電動式へと進化し、販売記録を個々に集計するPOSシステムへと移行され、POSレジが誕生しました!
POS(Point of sale system)とは、販売時点情報管理という意味で、
タブレットPOSレジとは、POSレジの役割をスマホやタブレットで果たすことを言います!
※米国ツイッター創業者のジャック・ドーシー氏が2009年に設立したSQUARE(スクエア)のPOSレジアプリのイメージ
2 キャッシュレジスターとPOSレジの共通点と違い!
キャッシュレジスターとPOSレジの共通点と違いは、簡単に比べると以下6項目になります。
①機械への入力
②レジ合わせ
③売上計算
④集計・統計分析
⑤商品カテゴリ管理
⑥顧客管理
比較項目 | キャッシュレジ | POSレジ |
---|---|---|
機械への入力 | 手動 | 手動 |
レジ合わせ | 手動 | 自動 |
売上計算 | 手動 | 自動 |
集計・統計分析 | × | ○ |
商品カテゴリ管理 | × | ○ |
顧客管理 | × | ○ |
3 Androidタブレット・iPadで導入できる無料POSレジアプリとは?
今までの常識ではPOSシステムを導入するためには、多額のコストがかかるため、
個人で経営している「飲食店」や「喫茶店」、「美容室」、「宿」などに導入するのは非常にハードルが高いのが実情でした。
ところが!
昨今の情報産業革命により、Andoroidタブレット・iPhone・iPadに無料でPOSレジアプリをインストールして、使用することができます。
無料タブレットPOSレジは、ハード・ソフト面の導入コストが少なくて済むため、個人経営者でも導入しやすく、スマホ決済やモバイル決済が主流であるキャッシュレス社会で注目されているサービスです!
参考情報ですが、今までPOSレジ導入コストは、1台あたり数十万円~数百万円かかりましたが、タブレットやスマホでPOSレジアプリを導入すればトータルで10万円程で済みます。
POSシステムが無料で使えるPOSレジアプリは個人経営者にとっては、まさに”革命的”と言えますね!
4 無料POSレジアプリの比較
代表的な無料POSレジアプリ(5社)です!
①「スクエア」produced by SQUARE
②「ユビレジ」produced by ㈱ユビレジ
③「エアレジ」produced by ㈱リクルートライフスタイル
④「スマレジ」produced by ㈱スマレジ
⑤「パドポス」produced by ㈱ビジコム
比較項目 | スクエア | ユビレジ | エアレジ | スマレジ | パドポス |
---|---|---|---|---|---|
対応機種 | iPhone iPad Android | iPad | iPhone iPad Android | iPhone iPad | Android |
アプリ評価 | ★4.6/5.0 | ★3.5/5.0 | ★4.0/5.0 | ★3.5/5.0 | ★2.7/5.0 |
導入日数 | 最短当日 | 最短当日 | 最短当日 | 3週間~ | 不明 |
初期費用 | 0円 | 0円 | 0円 | 0円 | 0円 |
月額費用 | 0円 | 0円 | 0円 | 0円 | 0円 |
有料プラン | × | ○ | × | ○ | ○ |
売上管理 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
商品管理 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
顧客管理 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
在庫管理 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
予約管理 | ○ | ○ | ○ | ○ | × |
店舗管理 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
従業員管理 | ○ | × | ○ | ○(有料) | × |
ポイント管理 | × | ○(有料) | × | ○ | ○(有料) |
トレーニング | 不要 | 必要 | 不要 | 必要 | 不要 |
サポート体制 | 電話(無料) メール(無料) | 電話(有料) メール(無料) | チャット(無料) メール(無料) | 電話(有料) メール(無料) | 電話(有料) メール(無料) |
サポート時間 | 10時~18時 ※ほぼ無休 | 10時~17時 ※平日のみ | 10時~19時 ※平日のみ | 9時~22時 ※365日(有料) | 不明 |
軽減税率対応 | ○ | ○ | ○ | ○ | × |
会計ソフト連携 | freee | freee | freee | freee | × |
比較表を見ると、各社の特長と機能が微妙に違います。
業種によっても選び方が変わってくるので、各社のおすすめポイントについて記します。
4.1 個人事業主に優しいPOSレジ、資金繰り面でSquare(スクエア)がおススメ!
Squareは、アメリカに本社を置くSquareup Pte. Ltd.という会社が提供している無料POSレジアプリです。
特徴は3つ。
①オール無料なのにPOSレジ機能が充実!
②手数料無料のオリジナルプリペイドカードで新規顧客開拓・リピーター増!
③売上代金を翌営業日に無料で入金!
①は完全無料なのに、在庫状況がリアルタイムに反映されるなど、POSレジの機能性が充実しているところは、お店側からすればチェックしたいところです。
また固定式のキャッシュレジスターと併用して、持ち運び可能なスクエアのPOSレジを追加導入するお店が増えています。
突発的に屋外でお店を開く場合などにとても有効です。
②については、1枚120円~作れるSquareギフトカード(オリジナルプリペイドカード)は他社にはない魅力です!
不人気なポイントカードの代わりとして、チャージ式のSquareギフトカード(オリジナルプリペイドカード)をお客様に渡すことで、既存顧客から新規顧客の紹介を促したり、
また3,000円の入金で3,300円分のチャージできれば、今よりもリピーターを増やせるでしょう。
チャージ式のSquareギフトカード(オリジナルプリペイドカード)の残額を使用するために、再来店してくれます!
③は、個人事業主や中小企業の経営者さんにとって今まで悩みの種であった資金繰りが解消されます!
みずほ・三井住友銀行の口座を登録すれば、最短翌営業日に入金(しかも無料で!)してくれるので、資金繰りに困る必要がありません!
※その他金融機関であると、週1回の入金となりますのでご注意ください。
一方デメリットについては、電子マネーにまだ対応していないという点ですね。
また暗証番号入力、分割払いやリボ払いには対応していないのでここも気にしておきましょう。
Square(スクエア)導入イメージはこちらをご覧ください。
【iPhone/iPad】
【Android】
4.2 飲食店に有利な外部連携サービス、楽天ユーザーを取り込むならUbiregi(ユビレジ)がおススメ!
Ubiregi(ユビレジ)は、株式会社ユビレジが提供している無料POSレジアプリです。
特徴は3つ。
①iPadのレンタルサービスでPOSレジを体験できる!
②食べログやフーディングジャーナルなどの外部連携により飲食店に強い!
③楽天ポイントカードで、お店の集客を強力フォロー!
①は、他社にはない無料レンタルサービスが魅力です。
iPadと周辺機器の無料レンタル期間内であれば、Ubiregi(ユビレジ)を存分に試すことができます。
営業目的での実用はできませんが、お試しすることで、導入前の疑問点・問題点の洗い出しできるのは大きいでしょう!
導入コストが下がっているとは言え、失敗できない中小企業の経営者からすると、かなりありがたい話ですよね!
②は、Ubiregi(ユビレジ)はとりわけ飲食店のPOSレジサービスが充実しています。
「食べログペイ」、飲食店経営に必須の機能を備える「ぴかいちナビ」や「フーディングジャーナル」、飲食店の予約サービス「トレタ」など、
多店舗経営していて、経営効率を高めたい飲食店にはうれしい外部連携サービスが目立ちます!
③は楽天ポイントカードサービスを導入できるので楽天ユーザーを一挙に取り込めます!
2017年末時点で楽天ユーザーは1億人とされており、楽天ポイントカードサービスを始めるだけで、集客アップが期待できます!
従って、より多くのお客様を取り込むことができ、売上アップにつながります。
一方デメリットについては、無料プランは売上データが直近72時間分までしか残りません。
従って、長期的な売上分析をやりたい場合などは都度データをダウンロードするか、有料プランに変更するしかありません。
また操作トレーニングが必要なため、教育日数がかかる点も注意が必要です。
Ubiregi(ユビレジ)導入イメージはこちらをご覧ください。
4.3 利用カードの多さ、iPhoneとAndroid共に機能が豊富な点ではAirREGI(エアレジ)がおススメ!
AirREGI(エアレジ)は、株式会社リクルートライフスタイルが提供している無料POSレジアプリです。
特徴は3つ。
①決済できる利用カードが多い!
②直感的な操作・豊富な機能で煩雑な業務を削減・解消してくれる!
③リクルート系だから飲食店に強く、サポートが手厚い!
①については、主要国際ブランドであるVisa、Mastercard、AMEX、JCB、Diners、Discoverが利用できるのに加えて、
全国の電子マネー「Suica(JR東日本)、PASMO(関東私鉄・バス)、Kitaca(JR北海道)、toICa(JR東海)、manaca(名古屋地区私鉄)、ICOCA(JR西日本)、SUGOCA(JR九州)、nimoca(西日本鉄道)、はやかけん(福岡市交通局)」にも対応しているところがスゴイです!
クレジットカードでなく、電子マネーで支払いたいお客様が昨今増えていますので、AirREGI(エアレジ)を導入する一つのメリットと言えるでしょう。
ApplePayでの支払いについても対応しています。
②については、AirREGI(エアレジ)を導入すると「売り上げ分析・集客・予約・順番待ち管理・仕入・会計」など、
とにかく便利でサービスが豊富ですべて無料で利用できるようになり、お店側で行っている煩雑な業務を解消してくれます。
これらを活用することで、スマートに会計できるようにするだけでなく、お店全体の業務改善にもつなぐことができ、大幅な売り上げアップも期待できます。
③については、ホットペッパーグルメを運営するリクルートだけあって、予約管理や在席管理などの飲食店に必要な機能が充実しています。
また、AirREGI(エアレジ)利用者数はPOSレジ界で国内最多級を誇っているので、サポート体制もしっかりしています。
それではAirREGI(エアレジ)のデメリットは何でしょうか?
1つ目は、商品登録上限が400点までと少ないので、小規模店舗向きです。
2つ目は分割払いやリボ払い、ボーナス払いには対応していない点です。一応気にしておきましょう。
AirREGI(エアレジ)導入イメージはこちらをご覧ください。
4.4 免税店に対応、サポート体制の充実度ではスマレジがおススメ!
スマレジは、株式会社スマレジが提供している無料POSレジアプリです。
特徴は3つ。
①免税店に対応したサービスを提供し、外国人旅行客を一挙に取り込める!
②ショールームで実体験が可能!
③サポート時間が手厚くて安心!
①の影響が大きい業種(観光・宿泊系)は、スマレジがおすすめです。
昨今、国の政策により、外国人観光客が急増しています!
パスポートリーダーの対応や、免税帳票の印刷などができるため、急増している外国人旅行客に対する販売機会を逃さない点は要チェックです!
②は国内にスマレジのショールームがあるので、導入前に実体験することができます。
スマレジのショールームは、東京、横浜、名古屋、大阪、福岡の計5か所あり、近くに住んでいる人は予約して行ってみると良いでしょう。
③については、有料ではありますが、サポート時間が365日と他社に比べて手厚い対応が魅力です。
年末年始や土日にフル稼働する業種においては、機械操作でトラブルが発生したり、分からないことがあった場合、即座に聞いて対処することができます。
一方デメリットについてですが、トレーニング期間も経なければならず、導入日数が3週間以上と他社に比べて長いです。
また無料プランは1店舗までの利用となっているので、複数店舗に導入したい場合は有料となりますのでご注意ください。
>>>【スマレジ】の詳細についてはこちら
スマレジ導入イメージはこちらをご覧ください。
4.5 周辺機器のカスタマイズ性の高さ、導入コストが安価な点ではPadpos(パドポス)がおススメ!
Padpos(パドポス)は、株式会社ビジコムが提供する無料POSレジアプリです。
特徴は3つ。
①周辺機器のカスタマイズが多様!
②導入コストが安価!
③トレーニング不要で直感的な操作性!
①については、タブレット画面の大きさ(5・7・10インチ)を選べたり、周辺機器の接続方法(Bluetooth・Wifi・SIMフリー)を選択できたり、とにかく周辺機器のカスタマイズが自由自在にできるのが魅力的です!
ただし、Andoroid端末のみ対応で、iPhoneやiPad端末には対応していません。
②は、周辺機器が安く済みます。
理由は、Padpos(パドポス)がAndoroid端末しか対応していない点で、
一見するとデメリットに感じられますが、
他社のPOSレジではiPhoneやiPad端末に対応させるために周辺機器の導入コストが高くなっており、Andoroid端末の方が結果的には安価になります!
従って、iPhoneやiPad端末に対応させる必要がないならば、Padpos(パドポス)が安価でおすすめです!
③については、マニュアル付きで直感的な操作を追求しているので、新人の従業員教育がより簡単に済みます!
一方でデメリットについてですが、無料で使えるPOSレジ機能が少ない点が挙げられます。
導入コストが安くても、結局、無料プランでは事足りず、有料プランに入らないといけない場合は事前に注意が必要でしょう。
Padpos(パドポス)導入イメージはこちらをご覧ください。
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