Contents
1 ワンタイムパスワードはアプリとカードで使える!
ワンタイムパスワードは、アプリとワンタイムパスワードカードで使用できます。
私は、アプリとワンタイムパスワードカードのどちらも使っているので、両方の良さと悪さが分かります。
2018年8月現在、同じ銀行内では、アプリとワンタイムパスワードカードの併用はできません。
ちなみに私の場合は、みずほ銀行でワンタイムパスワードカードを使い、UFJでアプリを使っています。
どっちが良いのか悩んでいる人に向けて、双方のメリット・デメリットをまとめてみましたので、参考にしてみてください。
2 みずほ&UFJ&SMBCで導入されたワンタイムパスワードカードとは?
みずほ銀行、三菱UFJ銀行、三井住友銀行(SMBC)で導入されているワンタイムパスワードカードとは、
昨今のオンラインバンクでの不正送金が多発している背景から導入された、
一回限りのパスワード(ワンタイムパスワード)を表示してくれるカードのことです。
私が持っているのは、みずほ銀行のワンタイムパスワードカードで、青を基調としたカードです!
ちなみに、UFJは赤を基調としたカード、三井住友は緑を基調としたカードとなっています。
ワンタイムパスワードカードは、大手3行の委託製造元が同じなため、仕様は一緒で違いは色だけだと思われます。
高度なセキュリティが求められるオンラインバンクでは、
暗証番号のみの認証では不十分だったため、
より強固なセキュリティが必要でした。
そこでワンタイムパスワードの導入となりました。
ワンタイムパスワードは、一回限り有効であり、かつ30秒間のみ有効という厳しい時間条件がある認証方法なため、
悪意のある人間やハッカーがこのセキュリティを短時間で突破するのは、ほぼ不可能だとされています。
ワンタイムパスワードカードを申し込んだ場合、
申込から1週間~2週間くらいで、カードを無料で自宅に郵送してくれます。
実際に届いた郵送物はこちらです。
中身を開封すると、
ワンタイムパスワードカード本体とストラップ、そして説明書が入っていました。
実際にストラップを付けたイメージはこちらの写真となります。
カードのサイズは、持ち運びに便利なように、小さめ(4.5㎝×7㎝)で軽量(10gくらい)です。
ある意味、無くしやすくもありますので(笑)、
携帯する際にはストラップを上手に使って、なくさないように努めた方がいいでしょう。
3 ワンタイムパスワードカードのメリット・デメリットは?
ワンタイムパスワードカードのメリット・デメリットをまとめましたので、ご覧ください。
【メリット】
・PC・ガラケー(アプリがインストールできない人)向け
・マルウェアやスマホ乗っ取りで遠隔操作されても支障がない
・無料で利用できる強固なセキュリティのひとつ
【デメリット】
・カード内臓の電池がなくなると使えない
・アプリと比べて、導入するまで2週間と時間がかかる
・セルフで電池交換はできない(本体ごと交換するしかない)
・カードの故障や不具合発生のおそれがある
・カードをなくすと、再発行にお金がかかる
・外に持ち出すときには物理的に持ち運びが必要である
4 ワンタイムパスワードアプリのメリット・デメリットは?
ワンタイムパスワードアプリのメリット・デメリットをまとめましたので、ご覧ください。
【メリット】
・スマホで確認ができる
・カードと比べて、導入するまでの時間が短い
・無料で利用できる強固なセキュリティのひとつ
【デメリット】
・アプリインストールでスマホ動作が重くなる
・ガラケーには導入できない
・スマホの電池がなくなると使えない
・マルウェアやランサムウェアなどによるタブレット・スマホ乗っ取りで遠隔操作されると支障が出る
5 ワンタイムパスワードカードとアプリどっちが便利?
ワンタイムパスワードカードとアプリどっちが便利なのか?
答えは、使う人や、使うシチュエーションによって変わると思います。
それぞれのメリット・デメリットを鑑みると、
物理的に便利なのはアプリだと思いますし、
一方でウィルス感染リスクが少ないカードはより安全だと思いますので、
何を重視するかで、利便性が大きく変わってきます。
意外とチェックし忘れることが使用する場面です。
基本的にワンタイムパスワードが必要な操作は以下のとおりです。
●振込上限金額の変更
●あらかじめ登録していない口座への振込
●振込先の登録・変更
●外国送金の送金先口座の事前登録
●定期預金の中途解約
●住所変更
●ATMオートロックサービス
など。※銀行によって多少の違いはあります。
SMBC公式サイトでは、アプリよりもワンタイムパスワードカードの方が安全としていました。
残高が多い口座ほど、アプリではなく、ワンタイムパスワードカードで認証した方が良さそうですね。
最後に肝心なことを申し上げると、
ワンタイムパスワードを導入したからと言って、セキュリティが万全になったわけではありません。
パソコンやスマホ本体などのセキュリティは、もちろん別に必要となりますので各自でしっかり対策してください。
セキュリティ対策に終わりはありません!!