こんにちは、早川です。
今回は年金を多くもらうための方法をご紹介いたします。
老齢基礎年金は、
通常は65歳から受給しますが、
それよりも前に年金を受けとることができる繰り上げ年金受給制度と
65歳以降に年金を受け取る繰り下げ年金受給制度があります。
ちなみに年金を受け取る時期を早める繰り上げ年金受給制度では、
請求したときの年齢に応じて年金額は減額されます。
一度繰り上げすると途中でやめることができないので
生涯減額された年金を受け取ることになるので注意が必要です。
逆に65歳以降に年金を受け取ると、
請求したときの年齢に応じて年金額は増額されます。
年齢に応じたそれぞれの年金額の増減率は以下のとおりです。
60歳 70%
61歳 76%
62歳 82%
63歳 88%
64歳 94%
65歳 100%
66歳 108.4%
67歳 116.8%
68歳 125.2%
69歳 133.6%
70歳 142%
60歳~64歳に繰り上げ受給した場合、
65歳から受給した場合と比べるといつ総支給額が逆転するのでしょうか?
60歳から受給した場合、65歳から受給された場合と比較すると、
『76歳9か月』から総支給額が逆転して損します。
同様にして、
61歳から受給した場合、
『77歳9か月』で逆転します。
62歳から受給した場合、
『78歳9か月』で逆転します。
63歳から受給した場合
『79歳9か月』で逆転します。
64歳から受給した場合
『80歳9か月』で逆転します。
それでは、繰り下げて年金を受給した場合にはいつ総支給額が逆転して得するのでしょうか?
66歳から受給した場合、65歳から受給された場合と比較すると、
『77歳11か月』から総支給額が逆転して得します。
同様にして、
67歳から受給した場合、
『78歳11か月』で逆転します。
68歳から受給した場合、
『79歳11か月』で逆転します。
69歳から受給した場合
『80歳11か月』で逆転します。
70歳から受給した場合
『81歳11か月』で逆転します。
男女の平均寿命がそれぞれ以下の通りです。
男性:80.50歳
女性:86.83歳
男女共に平均寿命まで生きたとすると、
男性は68歳から繰り上げ年金受給して、
女性は70歳から繰り上げ年金受給すると
生涯もらえるトータル年金受給額は多くなり、お得になります。
平均余命が分からない以上は、とりあえず繰り上げ年金受給がお得です!
そして生涯健康であればあるほど、
もらえる年金は増えるので、
健康には十分に気を付けていきたいですね。